ジャガイモ品種「ノーキングラセット」(Norking Russet、C14,ノーキンギラシット)


(1)来 歴
両親組合せ   Nooksack × ND9567-2Russ
育種家   アメリカ合衆国ノースダコタ州立大学。
アメリカのラセット系品種で潅漑栽培に向いているものですが、国内ではこれをカルビーポテト株式会社が導入した。栽培予定地域は、網走郡常呂町、女満別町です。北海道の地域在来等品種です。
(2)特 性
 出芽期は「トヨシロ」より早い。花は紫系ですが、まれにしか見られません。
茎長は低く、草型は中間型。葉色は「トヨシロ」よりも淡い。小葉の大きさは大で、やや密に着く。熟期は早生で「トヨシロ」より約10日早い。
農業特性:芋の数は多めだが、大きさは小さめで、反収は劣る、早期肥大性で、「トヨシロ」より5日ほど遅い中生。
 いも数は「トヨシロ」より多く、塊茎は、小さく、楕円体で、皮色は「トヨシロ」より濃い暗褐。肉色は白。目は浅い。肌はごく粗。褐色心腐や二次成長はない。中心空洞の発生が中程度見られる。
澱粉価は、潅漑栽培のアメリカとは違って低くなり、「トヨシロ」よりやや低い。テキスチャーやフレーバーが良く、用途は、生食、冷凍加工、ポテトチップス用と幅広く使用可能。疫病には並で弱いが、そうか病に強いのが特徴です。


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