子供の科学 ジャガイモは地下茎の先が太ったもの

*. ジャガイモは 地下の茎 が太ったものですか
  畑にジャガイモを植えておくと、地面から何本かの茎が顔を出し、それぞれべつべつに葉を広げていきます。そして花が咲きそうにまでなったとき、土をそっとどかしてみると、地下の茎の節から細い色白のものが横方向にたくさんのびています。
  これがストロン(stolonストウロン)とか ふくし(匐枝)とか 地下茎 とか呼んでいる側枝(そくし)の一種です。なかにはさきっちょがフックのように曲がっていませんか。先がすこしふくらみかけたものもあるかもしれません。
 花が咲いているころ、もう一度土をのぞいて見てみましょう。ストロンの先がよくふくらみ、それが大きいのや小さいのがたくさんついているでしょう。1株ぎせいにして、丸ごと掘ってみると、ひよっとすると30以上もあるでしょう。
 花が無くなり、葉が黄色くなったり、ほとんど無くなってから、全部ほりあげてみると、収穫できるのは、ストロンの数の半分とかになっていませんか。
 全部のストロンが大きくなるには、となりの株が近くて日の当たりが少なくなったり、土の栄養分がほしいだけなかったのでしょう。全部のストロンの先を大きく育てるのはたいへんなんですね。
 このように、ジャガイモは地下茎がふくらんでできたものですが、種いもから最初に出 てきた茎そのものがイボのようにふくらんだものではなかったのですね。

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