答え:畑に、収穫されないまま捨てておかれるものはありません。
@うっかり拾いそこねたものは、北海道では、冬の間に凍ってしまいます。そして、翌年の肥料になってしまいます。土の凍らない深いところにあったり、暖かい地方では、生き残ってしまい、休眠がさめ、そして地温が9℃以上になる日がでてきますと、芽を出し、野良(のら)いも(雑草)となってしまいます。
A軽く虫に食われたり、表面付近に浅い病斑のあるものは、そうざい屋さんやコロッケ加工屋さんのよに皮をむいて加工するところに安く売られます。寒さにあっていない(糖分が多くない)ものはチップス加工に回されることもあります。
B病斑が大きいとか、虫の穴が大きいとか、表面が緑であるとかでAのように売ることがでまなかったり、さらには、形が悪いとか、小さすぎるものは、まとめてデンプン工場へもっていきます。
C傷が深くて、腐れが多いとか、もっとひどいものは、まとめて堆肥(たいひ、積みひ)として、(微生物のはっこう熱で、細菌、糸状菌、線虫などを殺してから)、畑にもどしてやります。
ポランドや中国などでは、ブタのえさにされるものが多いのですが、わが国では家畜のえさにされるものはほとんどありません。また、チリでは、(赤皮黄肉色が多い)畑に拾わずに残ったいもの処理のため、畑に牛を数日放してきれいにするようです(SANTIAGO近郊の宮崎信一郎氏)。