ジャガイモ品種「こがね丸」(農林55号)(KOGANEMARU)

(1)来 歴
旧農林水産省北海道農業試験場(現(独)農業・食品産業技術総合研究機構 北海道農業研究センター)において 多収・大粒で、えぐ味の元になるグリコアルカロイドの少ない「ムサマル」を母、調理加工適性全般に優れる「十勝こがね」を父として交配し、平成18年に育成されました。これまでのフライ加工用品種に「ホッカイコガネ」がありますが、ジャガイモシストセンチュウ抵抗性がありません。「こがね丸」は抵抗性があり、褐色心腐の発生が少なく、大粒・多収です。
(2)地上部特性
茎は「ホッカイコガネ」より高く伸び、枯凋期は同品種なみの中晩生です。
(3)地下部特性
いもの形は楕円で、大粒で目は浅く、皮色は黄褐、肉色は淡黄、フライ適性があり、肉質は「ホッカイコガネ」よりやや粉質の中です。 肉質は「ホッカイコガネ」よりやや粉質の中です。多収で、でん粉価は「ホッカイコガネ」より高い。
(4)調理・加工特性
煮崩れしない生食用向け「ホッカイコガネ」の替わりにはなりません。フライ加工に適し、業務用一般としては利用可能です。
えぐ味の元であるグリコアルカロイドは光にあたると増加しますが、「こがね丸」ではその増加が少なく、収穫後の品質維持に優れています。
(5)栽培上の注意
「ホッカイコガネ」より中心空洞が発生しやすいので、十分な培土を行い、疎植・多肥をさけといい。ジャガイモシストセンチュウに対し抵抗性を持っています。打撲黒変耐性が弱なので、過度の乾燥時や地温10℃以下での収穫は避け、塊茎の移動・選別時には、落下・飛び跳ね箇所を減らし、打撲を与えないように注意します。



左:「こがね丸」の花。 右:「こがね丸」の塊茎

「こがね丸」の塊茎。この画像は北海道農業研究センター資料から借用しています

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