ジャガイモ品種「さらゆき」(北育24号)

長 所
  • 「さやか」より多収。
  • ポテトサラダ加工適性が「さやか」並に高い。
  • そうか病抵抗性が「さやか」より優れる。
  • Yモザイク病抵抗性を持つ。
  • ジャガイモシストセンチュウに抵抗性。
短 所
  • 休眠期間が短い。

(1)来 歴

道総研北見農業試験場において、業務加工用品種の育成を目的に、「さやか」を母、「K03014-1」を父として交配し選抜を加え、「北育24号」と命名、北海道の優良品種に認定され、「さらゆき」と命名したものである。

(2)特 性

枯凋期は、「さやか」程度の中生である。終花期ころの茎長は「さやか」並みないしやや高い。
 いもの形は短卵。皮色は淡いベージュであり肉色は白で「さやか」に似ている。目の深さはやや浅く、「さやか」よりは少し深い。
いもは「さやか」よりやや小さいが、いもの数は「さやか」より多いため、収量では勝っている。でん粉価は「男爵薯」や「さやか」より高めである。ポテトサラダ加工適性は「さやか」並みに高い。
休眠期間は、「男爵薯」、「さやか」のやや長に対し、やや短に属する。  ?皮褐変は「男爵薯」(中)、「さやか」(少)より少ない微である。煮崩れは「男爵薯」より少なく、「さやか」並みである。肉質は「さやか」並みのやや粘である。
 ジャガイモシストセンチュウ抵抗性であり(H1遺伝子保有)、疫病による塊茎腐敗は、「男爵薯」より強く「さやか」より弱めである。Yモザイク病には強い(Rychc遺伝子保有)。



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