塊茎の異常症状を載せてみました。診断の参考にして下さい。


左図A:ジャガイモガの被害外観 。 右図B:同切断面。
 
左図C:ジャガイモガ成虫
右図D:mahogany browning 0〜2度の低温で数か月貯蔵すると発生する。


左図E:7月の高温によって発生したラセット粗皮(生理的障害)
右図F:そうか病に抵抗性の系統「スタークイーン」と罹病性の「男爵薯」。


左図G:内部黒斑は打撲後1日で判る。低温で発生しやすい。
右図H:さび状斑点。1〜数oの褐色斑点。発生原因は不明。


左図I:stem-end necrosis
右図J:象皮病(亀の甲症)類似症状。ストレプトマイセス属放線菌による


左図K:畑や保管中の高温で発生する黒色心腐(パンダ、あんこ)。肉色の赤いのは「紅丸」固有
の特性。生食用はサツマイモより10℃低く貯蔵する。
右図L:やせいも病spindle tuber。はだかの核酸とも言うべきウイロイドによる。
   北米や韓国で発生しているもの。


M_二次成長の形とその原因
左の伸張型、こぶ型、人形型は高地温・乾燥の後の降雨などによる。多肥も加わると伸張型になりやすい。
鎖型や萌芽型は高地温や土壌の乾燥によりジベレリンが増加して、また列開型は降雨後の急速な肥大に遭遇するとなりやすい<.


KEY WORD:ネキリムシ、ハリガネムシ、ナストビハムシ、ナスノミハムシ、ケラ、ミナミネグサレセンチュウ、シラフヒョウタンゾウムシ


KEY WORD:軟腐病、皮目、黒あざ病、黒痣病、皮目肥大、紫紋羽病、半身萎凋病、維管束


KEY WORD:粉状そうか病、そうか病、象皮病(これは非合法名です)、象皮病類似症状、亀の甲症、裂開、クラッキング、ラセット粗皮


KEY WORD:爪痕症状、押傷、圧傷、指斑病、青かび病(Penicillium rot)、褐色腐敗病(Pythium spp)、黒あし病、黒脚病

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