ポテトエッセイ第11話
ボルタ電池の変形版で2種類の金属の間にレモンなどの電解質が挟まっていれば電流が生まれます。
ジャガイモ電池で動く時計を発明したのは、アメリカ・ノースカロライナ州・エロン短大のボースト先生です。時計にはちゃんとデジタルの文字盤がついています。動力になるジャガイモは大人のこぶし大のジャガイモ2個です。これを直列につなぐと、内部の酸が電流に変えられ、文字盤を動かします。2個で約4週間作動するので、年26個として、アルカリ乾電池の半分の費用ですむ計算になるそうです。
このポテトウオッチは学研の『四年の科学』の実験でも取り上げられました。その時、ゼリー、おむすび、グレープフルーツでも時計を動かしたのですが、パンやマーガリンでは動きませんでした。
ポテトウォッチのつくりかた:
1.ジャガイモ2個 A、Bと呼びます
2.【亜鉛版】、【銅板】各2枚用意する
ひとつはただ亜鉛版と銅板を電線でつないでから、両端を各別のジャ
ガイモに刺す。
3.時計に電線2本[+と−に]つなぎ。ひとつはに残っている銅板、一方の
端を亜鉛版をつなぎます。
4.つまりジャガイモにはそれぞれ銅板と亜鉛版がささっていることになります。
5.[芋A]銅板−−−−時計−−−−亜鉛版[B芋]
[芋々]亜鉛版−−−−−−−−−銅板[B芋]
6.実験に使ったものは食べないこと。