『森の29(ふく)ちゃん』でジャガイモの消費拡大

Dec,2001

オリジナルジャガイモ作品『森のふくちゃん』

  親しみやすいキャラクター『森の29(ふく)ちゃん』というマッシュポテト製品を考案し、商標登録しょうとしているジャガイモ応援家がいます。札幌にお住まいのその方の名は尾谷良信さん。

以下、尾谷さんの弁
『近年、食文化の多様化などに呼応し、じやかいもの品種改良が積極的に行われ、生産地ならではの、特色のある品種が生産されるようになってきた。
 しかし、まだ多くの消費者は古来からの一般的な知識にもとづき、形状の見た目で、「男爵薯」か「メークイン」かを判別しているのみです。こんなままでは、せっかく目新しい品種を生産し、消費拡大をはかろうにも生産者の意図が、消費者になかなかうまく伝わらない。
 そこで、ひとつの手法として、形状だけにこだわることなく、各品種特性の肉色(白・黄・赤・紫など)に着目し、視覚に訴えるオリジナル製品を提案することにより、固定概念を払拭できるのではないかと考えたのです。
丈は8ほどあります。2+9匹のふくろうのうち、色白は「男爵薯」、淡い黄色のものは「キタアカリ」を使いました。チンして食べても美味しいですよ。品種ごとに、肉色、肉質、風味が違います。いもの特性、つまり魅力をもっと楽しんでほしい。これを活かすことは、育種家の夢を実現することにもなると思う。そして、これでコンサドーレも応援できればもっといい。』

以上の談話は、小樽商工会議所、小樽情報ネットワーク事業協同組合、北海道新聞社主催の2001年12月17日に行われた『第一回おたるビジネスアイデアコンテスト』の最終選考にまで残ったHCS(ヒューマン ケア システム)代表の 尾谷 良信 さんの熱気。
当日3件に賞が贈られたが、最優秀賞は、ソフト開発のシーエムプラウザに。これは観光関連の企業と利用者をインターネットで結ぶCD読み出し専用メモリーの無料配布事業を提案したもの。


ジャガイモ エッセイ U 
ジャガイモ一般Q&Aへ戻る
スタート画面へ