ポテトエッセイ第112話
2014年4月onoさんのHomePage『がらくたGALLERY』に面白いジャガイモ関連記事が載っていました。
■銃代わりにジャガイモ・・・?
ホックホクにふかしてあったりしたら最高なんだけどな。というわけでアメリカからのニュース。ジャガイモを武器に持った強盗がコンビニなどで強盗事件を起こした。
事件が起きたのは2014年4月。ロードアイランド州のプロビデンス市街です。午後2時頃、最初にコンビニのレジへ男がやってきて、ジャガイモをまるで銃のように手で持ち「現金をよこせ」と迫りました。しかし店のマネージャーがバットを振り回すと男は何も取らずに逃走したそうです。
男は白人もしくは色の白いヒスパニック系、黒いフードのついたスウェットにジーンズを着用していたとのことです。現金の強奪に失敗した犯人は、その後チャールズ通りにあるクリーニング店を再び襲いました。男はレジの女性に「お金が必要なんだ」とまたジャガイモを銃のように持って脅迫。女性は防犯対策で置いてあった偽のレジから偽の20ドル札を渡すと、男は逃げていきました。
この時レジにいたというアンナ・ユングさんはこうコメントしています。
「男は、現金(偽札)を受け取ると、”絶対に警察を呼ぶなよ”って言ったんです。私は、”OK,それじゃね”って。お金が少ないって不満そうだったけど、ジャガイモを持って逃げて行ったわ。」
ジャガイモ・・・。やっぱり誰がどう見ても銃には見えなかったようです。むしろおもちゃの銃の方がまだ良かったんじゃないかという気もいたしますが、彼がジャガイモをチョイスしたのには何かしらの意味やこだわりがあるはず。無事逮捕されたあかつきには是非そこを聞いておいてほしいなと思います。
■ ジャガイモを投げつけて日本潜水艦を沈める
戦争はヒト、モノ、カネあらゆるものを動員しますが、いくら準備しても充分ということはないし、さらに不測の事態に備えた柔軟な対応が求められるのが戦場というものです。
太平洋戦争中、アメリカ軍の駆逐艦オバノンはパトロール中に、故障して機能が停止し浮遊中の日本の呂号(ろごう)第三十四潜水艦*に遭遇した。
早速オバノンは集中砲火を浴びせますが全然当たらない。
というのも、オバノンは呂三四型にあまりにも近づきすぎており、火砲の射程を低位置に構えて射撃しても当たらなかったのです。
すると呂三四型のデッキに武装した日本人乗組員が集まり始め抗戦する構えを見せ始めました。
やばい!反撃される!とオバノンの乗組員はパニック状態に。
運悪く手元に銃がなく、どうしようもないので彼らは半ばヤケクソでジャガイモを投げ始めました。
すると日本人乗組員は「うわ、手榴弾だ!」と勘違いしパニック状態に。
そうこうしている内に、オバノンと呂三四型の距離がいい感じに火砲の射程範囲に入るほどに離れたため一斉砲撃。この攻撃を受け戦没。。
*)三菱神戸造船所で進水:1935年(昭和10年)12月12日 。1943年(昭和18年)2月20日佐世保を出航。4月5日 - ルッセル島付近で、米駆逐艦「オバノン(英語版)」と遭遇。富田艦長以下66名全員が戦死。
■ジャガイモ銃を使った男に有罪(スウェーデン)
スウェーデンで自家製のポテト銃を使って、アパートの窓から市街に向かってジャガイモを発砲した男性に2006年4月12日有罪が言い渡された。この25歳の男性には銃器法違反で、給料の80日分が罰金として徴収される刑が科せられた。
ことの起こりは、2005年8月に男性はテレビでジャガイモを投げている人を見たことにヒントを得て、スーパーマーケットで銃の部品を買った。彼と友人らのグループは、繁華街にあるアパートのバルコニーから外の駐車場をめがけジャガイモをポテト銃で撃ったという。当局ではポテト銃を押収し、アパート内にはジャガイモがつまった袋2つも発見し押収した。警察がテストしたところによれば男性のつくったポテト銃はチューブ式大砲で、リボルバー銃よりも威力があったという。
蛇足:これより前2003年4の話ですがポテト銃でジャガイモの代わりにカエルを装填して使ったところ、カエルが顔に直撃して失明してしまったというのもあったとか。
<ネタ元:<Potato-wielding man tried to rob store, dry-cleaners>