ビックリじゃが
びっくり、どっきり 本当にあった写真
ここでカエルのは勝手だが、できれば続けて見てよ。
長い間ジャガイモに関わっていると、ジャガイモの畑でいろいろなことに遭遇します。
ここでは、インターネット向きというか視覚的に見て面白い写真を私の秘蔵玉手箱から紹介してみます。よく観察しているとこんなことにお目にかかります。
まだまだ他のことにも遭遇しているのですが、たまたまカメラを持っていたときに出会ったものを載せてみました。
「男爵薯」の花の色だけが枝変わりしたもの。1991年6月28日由仁町で見た。
これは、花の淡赤紫が白になったもの。形や目の深さは変わっていない。「男爵薯」は葉が大きくなったり、固くなったり、ウイルス株症状に似たものがでたりします。「男爵薯」自体も「アーリー・ローズ」から枝変わりしたものです。それが発見されたのは1876年、つまり19世紀の品種ですが、北海道で最近ようやく「コナフブキ」に首位の座を譲りました。
「メークイン」のひとつの花房に、本来の紫地に白い絞りの花以外のものが混在して出てきたもの
多収な品種で知られた「紅 丸」の白い花弁が退化し、涼しくなったもの。非常にめずらしい。道立根釧農試(中標津町)。
ジャガイモの花は5弁ですが、「ジャガキッツ パープル」に咲いた4弁の花。
2個続けて咲いたが、3日目のものは5弁でした。道立中央農試(長沼町)。
雄しべと雌しべ(生殖器)を2セットももった欲張りな花(左のみ)。
品種は「エスペラサ ビオレータ」
(2003年6月、横浜植物防疫所 札幌支所。)
丈が人の背丈より高く、ストロンが非常に長く、晩生化した「ワセシロ」
(三重県である年かなりの頻度で芽条変異系統の混入が認められたもの。妻恋種苗管理センター由来。以後は抜き取りの徹底でなくなった)
丈の高い「ワセシロ」2株(左の1塊茎単位。線から右や後方は正常)。(花の色はプリント発色の関係で淡赤紫ですが、実際は紫の正常でした。)花の色の白いのも見たことがあります。
プロレスラーのデストロイヤーを連想させる「グラウンド ペチカ」。一般の人には、変わった芋。品種改良をしていると、紫、紅等の種類と濃淡いろいろ、形も長く曲がったものから球まで、大小、目の深さ、分布、草姿等々のバライティに出会うので驚かない。【写真は糸賀氏提供】
枝変わりではありません。
目数の多い塊茎と5連のもの
2003年、南米チリ在住の鈴木さんが送ってくれたジャンボ・じゃがいも。
重さは2.2kgと展示されていたもの。品種は「BARACA」。
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↑花標津(はなしべつ)
花壇におすすめしたい品種。
↓ 下記参照
疫病というカビに弱い「メークイン」(左)とそれに強い「花標津」(はなしべつ、右2列)を並べて植え、疫病の防除を一切しなかった例。葉という「光合成工場」がこのように劇的に消滅すると減収し、貯蔵後レンガ色の腐敗が見られます。このカビはアメリカのケネディ、レーガン大統領の曾祖父達をアイルランドから去るきっかけをつくったことでも有名。
ギネス世界記録では、イギリスのエリック・ジェンキンズさんが1本の茎から168kgのジャガイモを収穫した。
ジャガイモの寝相。夜間、通常若芽のある「生長点」付近をかばうように葉(複葉)を上にやって寝ています。盛んにこれをやる品種と昼間とほとんど変わらないものとがあります。盛んにやる品種でも若さのあるうちは元気にやっていますが、しだいにしなくなります。
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