2kgジャガイモの水中重から

***ライマン価(=でん粉価)を求める***

Book3 表 いも2kgの水中重からライマン価(でん粉価)(%)を求める表
水中重 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9
110 9.3 9.4 9.5 9.6 9.7 9.9 10.0 10.1 10.2 10.3
120 10.5 10.6 10.7 10.8 11.0 11.1 11.2 11.3 11.4 11.6
130 11.7 11.8 11.9 12.1 12.2 12.3 12.4 12.5 12.7 12.8
140 12.9 13.0 13.2 13.3 13.4 13.5 13.7 13.8 13.9 14.0
150 14.2 14.3 14.4 14.5 14.7 14.8 14.9 15.0 15.2 15.3
160 15.4 15.6 15.7 15.8 15.9 16.0 16.2 16.3 16.4 16.6
170 16.7 16.8 17.0 17.1 17.2 17.3 17.5 17.6 17.7 17.9
180 18.0 18.1 18.2 18.4 18.5 18.6 18.8 18.9 19.0 19.2
190 19.3 19.4 19.6 19.7 19.8 19.9 20.1 20.2 20.3 20.5
200 20.6 20.7 20.9 21.0 21.1 21.3 21.4 21.5 21.7 21.8
210 22.0 22.1 22.2 22.3 22.5 22.6 22.7 22.9 23.0 23.1
220 23.3 23.4 23.6 23.7 23.8 24.0 24.1 24.2 24.4 24.5
23.0 24.6 24.8 24.9 25.1 25.2 25.3 25.5 25.6 25.7 25.9
表の使い方:1.ジャガイモ2kgを用意します。ぴったり合わないときは、いもを交換したり、一部を削りとります。
2.それを水の中に移して、水中での重さを測ります。
3.その水中重が仮に156gであれば、表の150と6の交わった位置からライマン価は14.9となります。
4.『男爵薯』では13〜16のものが多い。いい環境で栽培したものは高い値が期待され、ホクホク感が高まります。『メークイン』でも数字が大きいと煮くずれが多くなりますが、人によっては嫌うことがあります。『男爵薯』と血縁の近い『キタアカリ』『ワセシロ』は、『男爵薯』よりもライマン価が高いので、煮くずれが多く、水煮は皮つきが無難です。

***電子天秤によるライマン価(=でん粉価)測定手順***

1.底にフックのあるg単位まで計れる電子天秤、水槽、芋2〜3kg入る上皿、水中用網かご、秤をのせる中央に穴のあいた台を用意します。
2.網かごを電子天秤の上と水中にさげて、風袋を0とします。
3.適当量のジャガイモを上のかご(図のA)に入れ、空中重量W0を求めます。
4.計った塊茎をすべて下のかご(図のB)に移し、水中重量W1を求めます。
この際上には空の上皿(又は網かご)を忘れず載せておきます。
5.比重dの求め方
 W0=2,000g W1=150gであったとすると次の式で得られます。
d=W0/(W0−W1)
 つまり、d=2000/(2000−150)=1.0810
6.また澱粉価は、 澱粉価=(d−1.05)×214.5 + 7.5
から、澱粉価は14.15%となります。
なお、いもは正確に2sとしなくてもよい。また、水温はあまり気にしなくてよい。むしろ、塊茎を多めにするか、反復に心がけるほうがより正確な澱粉価が得られます。塊茎は水洗いした後表面が乾くまで待つほうが真の値に近い、濡れたままでは洗わないものより誤差が出やすい。乾いたものや目の深いものの場合は水中で網をゆすると気泡がつかず正確となります。

*水中重とでん粉価、乾物率の関係*へ行く

*煮くずれとでん粉価*へ行く

*品種のでん粉価など*へ行く

質問・疑問・事例 から検索へ行く
主婦の質問・疑問へ行く
*用語からの検索*へ行く
ホームページ<スタート画面>へ戻る