1.ジャガイモをあらって、皮をむきます。
2.ジャガイモをおろし金でおろします。いもをサイコロのようにきざんでから、ミキサーにかけてもいい。このとき水をくわえてからまわします。
3.水をはった大きめのボウルの中で、(2.)のどろどろしたものをガーゼにつつみ、白いしるがでなくなるまで、もんだりしぼったりします。
4.ボールをしずかにおいておきます。でんぷんがそこにたまって(ちんでんして)きます。
5.しばらく(1ないし4時間)してから(長くおいてもくさりません)ボウルをかしげて上水(うわみず)えきをすて、新たにきれいな水をくわえて、かきまぜます。
6.上の(4.)と(5.)をなんどかくりかえし、水がにごらなくなったら上水をすて、ひなたにおきます。広いバットにあけてひろげておいてもいい。
7.かわいたらできあがりです。
8.大人へ:水道にはいろいろのものが溶けていて、その影響により澱粉の性質が大きくかわりますので、目的によりイオン交換水をつかったり、皮を剥かずに澱粉採取したりします。
(3.)は粕の分離です。粒の大きい澱粉から沈殿してきます。長く水が濁っているのは澱粉の粒子が細かい品種です。『アスタルテ』、『メークイン』は大きく、『農林1号』は小さい。ガーゼのかわりメッシュ130ミクロン程度のナイロンクロス製袋を使ってもいい。(7.)無理に高熱をかけて乾燥したりしますと、澱粉がのりになりかけたりしていたみますので自然乾燥がいい。